Over the Rainbow

その音を探しに

その鳥の舞い降りる処 2/11 L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 代々木体育館

黒い翼の鳥が、嵐の夜を支配するかのように旋回する映像からライブは始まる
代々木はまだ青空が見えているだろう早い時間に、UNDERGROUNDへの扉は開けられた

初日8日に続き、この日もL'Arc〜en〜Cielのライブに
有り難いことにチケ運だけは良く、希望した日は全通出来るし、この日は敢えてのスタンド席にしたのが大当りで1階中央の良席
背が低くても舞台がよく見える上に、通路ステージ真正面、全体俯瞰出来るので観察にも最適な位置
ラッキー過ぎて、頬を抓って”夢じゃない”としてしまいそうになったw
図々しく話しかけてしまった隣席のお嬢さん達も大変優しく、8日同様開園待ちも楽しく過ごすことができて感謝

いや、ホントいい席で浮かれていたら、OP1曲目でヤラれた
あざとい、あざといよラルク
1曲目をチェンジしてくるのは兎も角、《THE BLACK ROSE》突っ込んでくるってナニゴト!?
イントロ、《ALL DEAD》と同じ音だから、殆どのドエルが一瞬理解追いつかずフリーズしたよ?www
皆殺しから別曲にしても、やっぱりドエル殺ししてくるセンスが恐ろしいw
ALL DEADの壮烈な慟哭が、ねっとりと濃密な事件の扉を開ける黒薔薇に取って代わっただけで、この日の全体の雰囲気がかなり変わった気がする
カッチリ目な軍服風な初日衣装が、女優帽になってたしw
初日より昏く艶やかに彩られて、《EXISTENCE》《THE NEPENTHES》《砂時計》と熱唱が続き、静謐な諦観と希望を含む《a silent letter》の深い歌唱は胸にすとんと落ちてくる
初日よりは良かったサックスの《Ophelia》にちょっとホッw
それ以降の曲も順調で、縦横無尽に舞台を動き合わる姿がよく見える席だったので堪能できた
MCは後でまとめて書くが、3人がいつもよりは良く絡んで話していたのでとても良い雰囲気だったのも嬉しい
で、或る意味、安心して油断していた処に、想定外の爆弾《Cureless》が再度投下されて、ホント、膝が崩れそうになった
悲鳴上がってたよ?w
まさか、またも初体験曲がくるとは思ってなかった
そもそも、ラルクライブ市場では高値取引されるレア曲オンパレードだった今回、2曲も前日と違う曲入れて来るとは思わなかったし
ドエル殺しww
勿論、これらドエル殺しレア曲以外の演奏も良かった
正直、まぁそれ連日同じ並びと言われればそうなんだが、それでもライブ定番曲から外れた曲たちに包まれるのは嬉しい
初日より熟れた感だったし
スタンド良席だったので、hydeとメンバーが絡む演奏姿を見られたの眼福
MCもそれぞれが前回より話してたかな
特にkenちゃんお得意のエロ系アレなMCが、アレじゃない方に持っていこうとして結局アレになったのが秀逸ww
ken「小さな子供が多いと聞いたら話せないと」言いつつ、おっぱいプールについて熱弁したのはここ最近で一番なMCだったのではwww
おっぱいプールの需要と供給が成立しているのに出来ない悲しみw
hydeさんもなんやかんや言いつつ食い付き「おっぱい堪能するにはクロールしたら」と言うが、kenちゃん真顔で「いや、平泳ぎだ」と返されて撃沈www「天才か!」と笑い転げてたwwうん、天才だよねwww
こういうバカバカしいやり取りが楽しいw
(因みに子供に聞かせられないと気にしたkenちゃんに、hydeさん「でも、小さい頃の鈴木福くんが居たときもMCしたんだよww」とツッコミw 多分、夢で腰を振った話だったかな)
tetsuちゃんと「若い頃、愛ってなんだか判らなかった」と話したときは《what is love》が来るのかとちょっと期待したり
hideさんは舞台と客席の近さを何度も触れ、反応の大きなお客さんをからかったりかなりご機嫌さん
「今までだって、意外とはっきり客席見えてるんだよー」と言われ、十数年前の記憶が蘇り、独り動揺
やっぱり代々木で中央2列目になった時、目があった気がした瞬間「ジャンプ!ジャンプ!ダイエット!」と掛け声されたんだよwwwあれは、勘違いじゃなく私向け発言だったのかもと思っても許されるかなww
と、瞬時にそんな事を思えるくらい、楽しいやり取りが多かった
そして、MC終わりにいつもの無言ユッキーにコールが大きくなったら、膨れっ面してみせ「ボク、ユッキーだよ!」と裏声してみせて観客大歓声w

ラルク30余年、山あり谷あり崖っぷちあり、相当な難関をくぐり抜けてきた果てのこのMC
しみじみと幸せを感じた
黒い鴉〈L'Arc〜en〜Ciel〉が舞い飛び続け、降りてくる先は此処でしか無ない
どれだけ避けても、遠回りしても、結局は4羽揃って、ファンという巣に戻ってきてくれる
白い希望の鳥となって

終盤は、定番化した曲が多い前回と同じ構成だったが、観客を包み観客に包まれながら前に進む心を奮い立ててくれる世界だから、これはこれで良い
長い長い鳥たちの飛行時間は、決して無駄ではなかった
その幸せを噛み締めに、私はライブに行くのかもしれない
欲張りなので、まだ3回のチケットを手に入れている
舞い降りてくる場所が変わらないとしても、更に高く美しい世界を観られることを夢見つつ


【2/11 setlist】
1. THE BLACK ROSE
2. EXISTENCE
3. THE NEPENTHES
4. 砂時計
5. a silent letter
6. Ophelia
7. Taste of love
8. Voice
9. Vivid Colors
10. flower
11. It's the end
12. Cureless
13. Blame
14. 叙情詩
ラルクイズ
15. GOOD LUCK MY WAY
16. Killing Me
17. NEXUS4
18.Bye Bye
19.ミライ
20. Link
21. MY HEART DRAWS A DREAM