腐敗する孤独 2/24 「カリギュラ 究極版」あつぎのえいがかんkiki
久々の感想文殴り書きは、半世紀近く前に世界中で物議を醸した超問題作「カリギュラ 究極版」について
1月に観た「国宝」の感想も書こうか迷ったが、時間も経過して今更だしねw
悪名高き暴虐のローマ皇帝カリギュラについて、私含めた日本人はあまり知らないと思う
近年は人気俳優による舞台化があったので、以前よりは馴染みあるのかな
本作が元の“カリギュラ効果”という言葉も、割とよく見かけるかも
私自身は、多分、澁澤龍彦本で読んだ気がするのだが、その名の元になった『小さな軍靴』エピソードくらいしか覚えていない
日本初上映のときも、流石に観てないしw
ただ、その後、所謂サブカル誌で取り上げられているのをチラッと見て、興味を唆られてはいた
と、また長々駄文から始める閑話休題w
物議に物議をぶつけ合ったような1980年公開作より、軌道修正を謳って「カリギュラ 究極版」となった今回の上映
観終わってすぐ感じたことは『船頭多くして船山に登る』
独裁権力の腐敗を描きたかったディレクター陣と、悦楽の狂乱を爆発させたかった資本源でもあるプロデューサー
そりゃあ、ひっちゃかめっちゃかにならん訳もなく
全てをぶっ込み、奪い合った結果、何がなんだかな異形が遺された
冒頭から近親相姦だし、ギョッとするような丸裸局部や行為が、隠す事なく延々と連ねられる
ポルノを世界に発信したかったグッチョーネの荒い鼻息が伝わってくるようだが、だがそれが観客を欲情させるようなエロスがあるかと云えば、私的には「NO」と言わざるを得ない
『エロスとは、死にまで至る生の高揚である』
バタイユの言葉だが、そのエロス定義をこの映画の中には感じることができなかったのだ
局部から何から、余すところなく曝け出して行われる性行為は、ほとんどが感情なき組み体操と変わらぬものに見えた
機械的な性行為は、肉体の快楽を得られても生命の歓びは歌えない
斯くも無秩序に性行為を投げ散らかされても、四十余年前の人々と違い、あらゆるインモラルサブカルにコンタミされた現代の我々さ
そこに嘗てのような衝撃は薄い
エロスは、精神の一部を秘してこそ溢れるもの
陰影なき場には生じないのだ
そう言った意味では、寧ろ己の権力に翻弄された“ローマ皇帝”を描く場面の方が、まだ趣があったかもしれない
カリギュラの前代皇帝ティベリウスが、若い頃は聡明であったのに後半生は爛れた暴君と化した姿と、それでも猶、己の血を引いた孫に跡を継がせたい情が混ざり合う姿は、滑稽で憐れだ
このティベリウスにピーター・オトゥールを起用したのは、正直、仰け反った
或る意味正しく、或る意味大きな無駄遣い
だってさ〜、まさか顔面に梅の花咲かせちゃった爺さんが、かのアラビアのロレンスであるピーター・オトゥールだとは思わんでしょ
あの、全てを見据える青い瞳でエゲつなくエログロな暴君なのは、まぁ当たらずも遠からずかもしれないが
悉く、チグハグな映画の象徴とも言えるかも
作品が作品だっただけに、ご本人も相当拒絶感があった模様
そんな気持ちが反映されたのか、死体演技が下手なのも意外で印象に残った
もうやる気失せきっていたのか、ピクピク微動してるのが気になって気になってw
オトゥールクラスの俳優にあんな役をあんな演出じゃあねえ
主役カリギュラを演じたマルコム・マクダウェルも、必死に無謀な世界を演じていただろう苦悩が銀幕の向こうから滲んでいた
彼の演技は、良かった
あの空色の瞳が、カリギュラの根底にある臆病な小心者と、それ故に揺らぎ暴走する愚者を演じるのにとても向いていたとも
往時の俳優勢についてよく知らないが、マクダウェルだから、あのカオスな世界を観られるものに仕上げられたのではと思わせてくれた
ポルノ部分含めて、私がこの作品から感じ取れたのは“腐敗する孤独”だ
ローマ皇帝と言う絶対的権力は、その巨大さが自分自身を雁字搦めに閉じ込める
抜け出せぬ権力の孤独
唯一の絆であったドルシアの“妹の力”を失い、その権力と共に孤独もまた腐敗の道を歩む
義理祖父のティベリウス前帝もそうであった様に、狂気に溺れる事で生からも死からも目を逸しながら
この辺を、ポルノ部分に潰されずに描いていたら、もう少し歴史劇として観るべきものがあったのかもしれない
だが、どれほど言い繕っても、これは根本から残念が過ぎた
かなりの撮影費を費やしたにも拘わらず、全部がチグハグにチープ
一見それらしい衣装は、豪華に見せかけ雑
時代考証ナニソレ美味しいの?な、裸体を見せる事だけに特化しぴらぴら
更に言えば、セットも舞台演劇の様で、大仰なハリボテにしか見えなかった
舞台演劇はそれが前提なので問題ないが、映画で意図せずやられると安っぽくしかない
まぁ、これはもしかしたら、舞台演劇な映画にしたかった可能性もあったのかな
セットだけでなく、演出や演技も舞台っぽかったから
そう言う意図があったにしても、3時間持続は厳しく、この点でもチグハグさが垣間見えた
と、まぁ、色んな意味でハードな映画だった
描きたい趣旨が制作陣内でバラバラ、演出もバラバラ、恐らく観客が求めたものもバラバラ
ポルノとしてもエロスが描けず、歴史劇としても無駄な裸に邪魔され、どっちつかずに終わった
唯、マルコム・マクダウェルや女優陣(ドルシアやカエソニア)の演技は良かったのが救い
あの世界観の中、よう頑張った
素材としてはかなり面白いカリギュラを斯くも混迷作にしてしまったのは、グッチョーネのポルノへの執着心(だけでもないのだが)
巨額の資金で1つの大作を引っ掻き廻した彼もまた、世間一般に認められないポルノ業界を背負った孤独な存在だったのかもしれない
『ポルノを世に放つ』と言う矜持に縛られたグッチョーネもまた、孤独を腐敗させていった哀しき“カリギュラ”だったのかもしれない
銀幕の中も外も、孤独を腐敗させた「カリギュラ」
どの方面への関心で観ても、中途半端な満足度ではあるが、映画史に一石を投じた問題作
一度は観ておいても面白いと思う
誰かの奇跡がある夜に 12/19・20 L'ArChristmas 東京ドーム
幸せは、自分で掴むものだと思っている。
だが、その幸せを誰かと共に分かち合えたら、歓びは倍になる。
そんな歓びを倍どころか、5万5千人+4人と共有出来たなら。
それはもう、奇跡と言うべきなのではないだろうか。
その奇跡を、L'Arc~en~Ciel1年8ヶ月ぶり、そして初のクリスマライブの東京ドームで経験してきた。
出遅れましたが、初春のお喜びをも良し上げます。
殆ど手を付けないブログとは言え、一昨年末のライブ感想から始まるのは如何なものかと思いつつ、また自分らしいと一興w
それでもどうしても言葉として残しておきたかったので、ご笑覧頂ければ幸い。
何たって、奇跡なのである。
ラルクがクリスマスのライブをやるだけでも奇跡なのに、2日目は将に奇跡としか言えない最前列でその姿を堪能。
サンタクロースは本当に居たw
これを書き残して置かない訳にはいかないでしょ、ラルヲタとしては。(ドエル称は好まない)
私も長らくラルクファンをやっているが、今回のチケット戦は一際厳しく。ドームなのに何度も申し込みに外れ、初日はチケットを取れなかった倍率の高さ。諦めて地元映画館ビューイングにしたが、都内でないにも関わらず満席であった。ライブに比べたら半額以下とは言え、普通の映画より遥かに高額なビューイングが盛況だと胸が熱くなる。(しかし、小さなお子さんが『ねぇ、コナンは?コナンの絵がないよ?』と入り口で言っていたのは、親御さんに騙されて連れてこられたんだなぁと、逆の意味で胸が熱くなったw)
久しぶりのラルクの姿、先ずは落ち着いて観られたので映画館も悪くはなかったが、大人しい劇場だったのもあり物足りなさはどうしても……
なので、以下の感想は20日の東京ドーム観戦のもの。一番下に記載したが、19・20日とも同じセットリスト。
いつもの様に前置きが長くなったが、ライブ感想を。
年を越し半月以上経過したが、未だ興奮冷めやらない。
だって、最前列ですよ。東京ドームの、ラルクの。しかも、サブマイク真ん前。
これを奇跡と言わずして、何と言う。
尤も、異常にラル運が良いので、アリA前方は何度も経験している。一番至近席だったのは代体真ん中2列目で、肉眼で表情まで視えるのも初めてじゃない。(と、自慢してみるw)
だが、流石に最前列は初めて。この特別な夜に素晴らしい場所で臨めた事、唯々感謝する。
しかし、座席以上に素晴らしかったのは、今回のセットリスト。2日間とも全く同じものであったが、不満を感じさせない所謂“神セトリ”。
クリスマスライブという事で、冬歌メイン。且つ大変レアな曲を幾つも揃え、更にラルクに馴染の薄い方でも楽しめる定番曲もしっかり押さえていて、各方面満足出来る品揃え。
また、演出も見事。前年のド派手25thに比べたら抑え目な舞台演出ではあったが、林立する氷から始まる映像は大変美しく、ラルクの曲の芸術性をより引き立てていた。
あの映像は実に良かった。
氷の大木と氷原を駆け巡るトナカイ。クリスマスの象徴の一つであるトナカイと、ユグドラシルに棲まう4匹の鹿、両方を纏めて連想させる。
クリスマスの祝福と、世界樹と4匹の鹿/ラルクを掛け合わせて考えるのは、一寸穿ち過ぎかなw
だが、ライブ開始の鮮烈さと疾走感を掻き立てる、良いオープニングであった。
と、高揚した処に始まった1曲目「winter fall」に心を持っていかれた。冷たくて熱い。
『あぁ、ラルクって冬バンドだったんだよなぁ』と再認識し、少し泣きそうになった。
そこからはもう、ノンストップ。気持ちが暴走して、細かな事はよく覚えていないw
一つ言える事は、セットリスト含めて、とても気持ちが温かく幸せになるライブであった。これだけは断言できる。
何せ、オリンピックレベルにライブをしないバンドである。
1年8ヵ月ぶりは長いと言えば長いが、2年連続でライブをやってくれたと言うだけで、ファンとしては望外の喜びの域w
そして、今回感嘆したのは、それだけ長い空白があり且つ大ベテラン大御所な彼らが、色々と新しいアレンジをしていた事。
活動はマメでないが、攻めの姿勢を忘れていないのがラルクらしい。
何と言っても、今回初めて生で聴く曲があったのが、もうもうもう。感涙。
ファンになったのは「虹」以来だが、事情でライブに行けるまで数年要し、「Dearest Love」「静かの海で」「I WISH」は今まで未経験であった。
と言うか、きっともう最後のライブになるまで聴けないんだろうと思っていた曲ばかり。
特に「静かの海で」は、観客一体になるコーラスを出来て感無量。将に、天国を感じた時間。ラルクに馴染みの薄い観客さんは、一寸ポカンとしていたけれど、あそこは是非ともfeel heavenlyして欲しかった。次はないかもしれないと、精一杯、静かの海の波を泳げて本当に幸せ。
しかし、これが30年前の曲とは思えない。ファンの贔屓目はあるけどw
『平日に来てくれる位、マニアなファン向け』とラルク本人が言う位、大昔だったりコアなものが多い選曲だったが、どれも時代遅れ感がないのは特筆すべきラルクらしさだと思う。
何故ならば、彼らの曲は時代に背負われていないから。
時代を背負う事もなく、L'Arc~en~Cielと言う彼等だけの"時"を奏でる。
時代に迎合しないが、色褪せる事もない。
故に、彼らの音楽は王道は進めないが、覇道を往くと思っている。
まぁ、その覇道は常なる時間の流れと違うので、極たまにしか波長が合わず活動が途切れ途切れになってもいるのだが。
正直に白状すると、この数年、私自身の嗜好がガラリと変わった事もあり、ラルクが表立っていない時期は殆ど聴かなくなってもいた。
でも、ふとした時に口遊むのもまた、ラルクの曲であった。
私の根っこには、常に彼らがいる。
久しぶりに触れても、取り込まれ融合するのはあっと言う間。
「snow drop」「BLESS」と言う如何にも冬らしい曲は安定感あり、合間に入れられた「接吻」や「XXX」の様に暗い情熱を燃え上がらせる曲は、忘れかけていた熱を掻き立ててくれた。
「接吻」はhydeの歌も素晴らしいが、グランジ色強い演奏がとても好み。こういう曲を聴くと、ラルクがJ-POPの括りであれこれやっている力を感じる。
「Wings Flap」なんかは、実はラルクの中では一番異質なんじゃないかなと思っている。一寸80年代を髣髴とさせるダンスナンバーは、彼らの曲ではあまりないものかもしれない。だが、狂乱の中、何処か冷静なウィットを湛えた恋の駆け引きを描けるのは、やっぱりラルクらしいと言えるのかな。
また、どの曲もだが、映画を観るようにありありと光景が浮かぶのがラルクのライブの凄さ。
全員の音楽センスが抜群で、計算し尽くされている構成。手数多く抑制の利いたドラム、躍動感溢れるベース、いぶし銀のギター。
対照的な音が相乗効果を起こす演奏の上を舞う、hydeの独特な歌声。毀誉褒貶あれど、その独自性は他に代わるものがない。
特に、今回のラルクリではhydeの歌に思う処があった。
正直、音程等の正しい歌唱ではない。波が大きく、ライブ折々、当たり外れに泣くw
今回も、全盛期(個人的には苺ラニバ)の声の艶や伸びはなかった。これは、年齢的に致し方ない部分もあるが。
しかし、それを超える表現力、それが彼の武器。しかも、一時期に比べ、再び伸びていたと思う。
この数年、ソロの合間にやったラルクで、独特の癖が露呈していたのが気になったが、今回はそれがかなり消えていたのが良かった。
つまりや掠れ、高音を無理に押し切った荒業はあったが、それでも彼の現在の状況的には充分に凄いライブだったと思う。
何が凄いって、実は当日朝から声が出なかったのを、最後のMCで告白するまで観客の殆どに気付かせなかったのだから。
言われてみれば、いつもなら袖に引っ込まないようなタイミングでも、頻繁に戻っていたのは見えていた。それでもあの長時間を乗り切った彼に、アーティストとしての底力を感じた。
その底力が、私を惹きつけて止まない。
この数年で知り合った人には、ラルク好きを伝えると一寸怪訝な顔をされる事がある。この処の音楽的嗜好と、世間一般のラルク評価とは繋がりにくいからかもしれない。(いや、私の年齢でラルク好きってのもアレなのかなw)
容姿ばかり注目されたりV系と揶揄される事もある彼らだが、それだけで30年近くやっていられないし、ドーム5万5千人を2日間満席になんて出来ない。
奇跡でない事が、奇跡なのだ。
そんなhydeも何度も口にしていた“奇跡の夜”に、当事者意外では、もしかしたら私だけが見ていたもう1つの奇跡があった。
White Feathersで『羽根は広がらず落ちていく』と歌った瞬間、まだ準備中だった羽根の1枚が宙を舞い、観客の1人の掌に舞い降りたのだ。目撃した瞬間、震えた。間違いなく、これもまた、クリスマスの奇跡。
こんな小さな事が幸福になる、L'Arc~en~Cielと言う奇跡。
見知らぬ誰かが手に入れた、白い小さな幸せが、私にも幸せを齎す。
多分、この夜ここに集まったファンそれぞれが幸せを掴み、分かち合ったと信じる。
この幸せを生み出したラルク自身も。
そして、今年の個人的状況を超えて、私がプレミアライブであるこのL'ArChristmasに行けた事も奇跡。
そんな奇跡が凝縮された一夜。
1:winter fall
2:Caress of Venus
3:snow drop
4:BLESS
5:接吻
6:fate
7:Dearest Love
8:MY HEART DRAWS A DREAM
9:Hurry Xmas
10:Driver’s High
11:DIVE TO BLUE
12:未来世界
13:静かの海で
14:trick
15:XXX
16:Wings Flap
17:Link
18:White Feathers
アンコール
19:Don’t be Afraid
20:twinkle, twinkle
21:I WISH
22:雪の足跡
飽和する記憶 「瞳をとじて」ビクトル・エリセ監督 2/22 kino cinema横浜
誕生日、自分へのプレゼントで映画三昧をしてきたので、遅れ馳せながら感想を残す
大好きなビクトル・エリセ監督がまさかの新作、それに併せて過去の名作も上映されると知り、勢いで3本鑑賞してきたw
アート系映画好きには有名なビクトル・エリセ監督の31年ぶり(!)の新作「瞳をとじて」は、高まる期待を削ぎ落とす部分もありつつ、或る種の満足も与えてくれる作品であった
やはり、あまりに「ミツバチのささやき」が素晴らしすぎて、逆にそれが観る者の足枷になっているのかもしれない
ストーリーの基本は、まぁ平凡と言えば平凡
いや、ストーリーがある事自体が私にとっては意外だったのか
ミツバチにせよエル・スールにせよ、起承転結より情景を切り取るような映画がエリセ監督の作風だと思っていたから
前作「マルメロの陽光」は未見だが、情報を見る限り作風は大きく外れていなそうだ
しかし31年ぶり新作長編の「瞳をとじて」は、見ようによっては世俗的でありきたりな物語を提示しつつ、エリセ監督作らしい詩情漂う絶妙な終わり方で、古きファンの心に染み入るものがあった
こう言う映画が、判り易い起承転結勧善懲悪を求める時代に受け入れられるかは兎も角
一見地味で平坦にすら受け取られかねないエリセ監督の作風はその実、細微な陰影が観る者に深く浸透する
しかし、敢えて言えばそれは受け手を選ぶ
要は、好きな人には堪らん世界だが、一般受けはされどうかなとw
選民意識ではなく、これはもう如何ともし難い趣味嗜好の違いがあるとしか
薄味派濃い味派の壁とでも言えば良いかw
そんなエリセ味派は未だ根深く居るようで、雨の平日開館最初の上映のこの作品こそ6割あるかないかの観客数だったが、その後の過去作はほぼ全席埋まる人気ぶりだったのも、興味深かった
と、また無駄話が長くなったので閑話休題
(以下ネタバレあり)
エリセ作品の根底にあるスペイン内戦の余波を感じさせる登場人物による、人探しと更にその裏のミステリを匂わせるような冒頭に期待が弥増すが、いきなり映像のテイストが変わって、一瞬混乱する
そう、冒頭と本編は違う二重構造
この辺、敢えてなのだろうが一寸判り難く、この段階で視聴者は篩にかけられるかも
この段差を受け入れられると、冒頭のテイスト違いが俄然味わい深く感じられる
ざっくり粗筋を話してしまえば、冒頭映像とは探す相手こそ違うが、やはり人探し的なお話
冒頭部は作中作になるとある映画の一場面で、主役である有名俳優が、その場面撮影直後から行方不明になったのが話の幹となる
未完になったその映画の監督が、友人でもある俳優と自分の過去をなぞりつつ再生を模索する映画……だと私は思った
過去何十年も見つからなかった俳優が、現在の人気番組で取り上げられた事で、呆気なく発見される
不特定多数の眼差しが威力を発揮した結果と言えよう
俳優は映画撮影途中(と言うか、始まった途端だ)に行方不明になり、生死すらわからないままで多くの関係者に重い記憶となっていた
それは探す側にとっても、探される側にとっても
最早、記憶も俳優に向けられるまなざしも飽和状態に至っていたからこそ、彼は総て消去した状態で出現したのではないだろうか
何故、彼はすべてを擲ち消えたのか、どうして何も思い出せないのか
そんな事は如何でも良いくらい、行方不明になった20年前の段階で彼は飽和していたのだ
与えられるまなざしに
私が思うに、“視線を得る”のは“自分自身を奪い取られる”事と等価交換だ
奪い取られた“自分”は“記憶”となり受け手に蓄積され、与えられた“視線”は“矜持”という記憶と化し自身を形成する
俳優は、斯くも美しく重く恐ろしい循環を生きてきた
としたら、彼は総てを消去し、老人ホームと言う狭い画面の中で瞳を閉じる事で、やっと人生の幕間を得ていたのかもしれない
前半に書いた様にこの映画は、過去の模索と再生の物語であると同時に、視線との闘いとも言えるのではないかと考えつつ観ていた
そして、俳優を“見る側”の中心である監督
本人そっちのけな勢いで記憶復活に奔走する監督もまた、この“循環”に最も深く苦しむように感じられた
“見る事”の重さ、責任を知っているからこそ
半ば世捨て人じみた人生の後半を生きながら、視線で奪い取った“記憶”を倉庫に蓄積しているのがその証の様だ(余談だが、倉庫に仕舞った俳優の数少ない行方不明中の荷物に、日本の旅館のマッチがあったのが興味深い。三笠山?と見えた気がしたが、
何度も倉庫に出入りして、記憶を手繰り寄せる事をし続ける間は、俳優の様に
俳優←見られ側/瞳閉じて回避中
監督←見る側/視る事の意味を知る故に止めない覚悟
技師←見る側/だがニュートラルな視線
アナ←見る事を放棄した存在が、覚悟した
おおきなあたたかいたまごから再び 1/18
甞ては週1以上のぺースでライブ通いをしていたが、社会も私自身も状況が大きく変化し、気がついたら9ヶ月ぶりの参戦
と言うか、コロナ禍以降L'Arc~en~Ciel以外、殆ど足を運んでいないと言う驚き
逆に言えば、どんな状況でもラルクだけは死守したいと頑張った
この夜も、場合によっては出掛けるなんて論外なことになっていたかもと言うタイトロープさ
てか、ホントにタイトロープだった
出発して小一時間の処で重大な忘れ物に気が付き、ダッシュで往復してギリギリ滑り込めた体たらく
いやぁ、毎度どうしてこうなるwww(因みに、帰りは帰りで、ドームシティ内迷子になりやっぱり小一時間ウロウロしてたww)
と、無駄寄り道話が毎度長いが、今夜のラルクも凄かった
毎回褒めてばっかりになるが、私だけでなく、絶賛の嵐な誕生祭だったのだ!w
ラルク30余年、メンバー全員もう言うも憚られるお歳になられたが、それを“老い”ではなく“熟成”と昇華して饗してくれた
感動って、こんなに次から次へと飽きず生まれるのかと胸が熱くなった
hyde誕生祭と銘打つからには、全てhydeさんの意の侭、思う存分な夜を操っていた
アングラもなかなか攻めなセットリストではあったが、この夜のねっとりとした昏くエロティックさに勝つには些か及ばなかったと思う
数曲を除き、そこまで物凄くレアな選曲と言う訳ではない
新曲以外、私でも全曲ライブ経験しているし
だが、このチョイスこの並びで演じられると、もう無敵
L'Arc~en~Cielと言う蠱惑が、全力でフェロモンを撒き散らしたら、我らに抗うすべがあろうか?
1曲目のDRINK IT DOWNの始まりで、もういきなり心を鷲掴みに
この夜に集まったファンは、ライトで定番ポップに満足出来ない身体になっているのをよくご存知でw
我々ラルク中毒患者を甘い毒で絡めとるようだった
と、同時に『あ、hydeさん、この数年のL'Arc~en~Cielに対する或る種のアンチテーゼを提示してきたな』ともうっすら考えていた
余りにモンスター化したバンドである
数万人を集めるライブだと、どうしても明るく万人受けしやすいセトリにならざるを得ない
それを打ち破ろうとしたのが昨年のアングラツアーであり、更にこのhyde誕生祭祭はもっとディープでコアな処を凝縮していた
近年続いていた大御所的守りの姿勢に対し、この夜のhydeさんの、そしてラルクの示したものはL'Arc~en~Cielらしい原点回帰だったのではないだろうか
“これがL'Arc~en~Cielだ、深く受け入れ、真髄を味わえ、そして寿げ”
邪推だが、そう言われているようなライブだったのだよ
hydeさん誕生と併せ、全身全霊で味わい祝おうではないか
なんてことを思いながら、3時間強、えぇ足腰立たなくなりそうな勢いで堪能しましたw
全体像はこんな感じで受けたけれど、場面場面の詳細はもうなんと書いていいのかと言うレベルで多彩
良くあるといえば良くあるhydeさんのミスだが、CHASEを転げて中断までしたのはなかなかにレアw
私が見た範囲でもミスに照れるのは1・2度あった気もするが、ここまでフルでダメージ受けていたのは多分初めてかと
後のMCで「そう言う時は、なかったことにすればいいのに」と慰めていたkenちゃんが、開始早々笑みを浮かべてギターをかき鳴らしていたのも印象深い
私の初めてのラルクライブは、東京ドームを凍てつかせたREALの時だったので、あの時の1言も話さずテープ枠から動こうともしなかったkenちゃんの姿を思い出すともう、それだけで胸が1杯に
今回はhydeさん誕生祭と言うこともあり、いつもの叡智トークは控えられ、精々「誕生日プレゼントは、あ・た・ち(はぁと)」で終わったのも或る意味レアで特筆すべき点だったかもしれないw
いつも以上に積極的に動いてくれ、繊細なkenちゃん節ギターを響かせてくれたのは本当に嬉しい
浮き沈みあるkenちゃんに対し、常時明るく安定しているリーダーtetsuyaさんは今夜も常時笑みを浮かべ、時々お茶目w
バックステージでhydeさんがしみじみ話している最中、炎で手を炙って笑いを集めていたのはwww確か、前の国立競技場でも同じネタしてましたよねw
hydeさんが何故笑いの渦が生まれたか判らず、キョトンとしていたのに、いたずらっ子な表情だったのが印象的
でも、そんなてっちゃん(こっちの呼び方の慣れw)でも、演奏中、何度か涙ぐんでいた所があった様に見えた
私が特に記憶に残っているのが、everlastingでのてっちゃんの目
この曲は限定発売だが、大きな感動曲ではなく、1人の人間の恋愛感情の慟哭をまるで1遍の映画を観たような深い感動を覚える歌に仕上げた、ラルク隠れ名曲
正直、hydeさんの声の艶は全盛期からは遠くなってしまった
この曲も処々掠れていたし、勢いと力技で振り切っていた感が拭えない部分もあった
だが、この夜のhydeさん歌唱は、これまででもトップクラスの表現力で鬼気迫るものが
感情が揺すぶられたし、hydeさん自身も涙ぐんでいるなぁと思ったら。てっちゃんの瞳も潤んでいて『あぁ、そうだよね、長く隣で聞いていたとしても感動するよね』と更に心を揺すぶられてしまった
この夜は終始こんな感じで、高揚と感情の融解が絶えず繰り返し
身体も魂もフルスロットルw
そんな中、常時鉄板不動な無言マシーンのyukihiroさんが話した!
それも!「うさちゃん」!!www
hydeさんがプレゼントトークで「毒蜘蛛とうさちゃん、どっちが欲しい?( ∂∀6)」と振った成果だが、聞こえなかったフリで2度も言わせたのは勲章を贈与したいww
焦り照れするゆっきーの尊さよw
今回の新曲も名前がなかったこと等、最近、心配されているyukihiroさんだが、バックステージ入りする際、1人だけ花道を花束持って歩いていたのもまた驚異的
嘗てない立ち位置に喜びと不安を同時に感じてしまったが、この夜はお祝い
只々、狂喜乱舞でいるのがファンの取る姿なのだろう
相変わらずのドラムソロの鬼畜っぷり、これが聞けるからラルクのライブなんですよ
永遠に打ち込められ続けたいですw
という感じで、メンバー全員に熱く気持ち良い空間を作っれて誕生日祝を堪能していたhydeさん
自分自身でお祝いを企画し、ハピバ歌唱指導までするのは、どれだけ愉しみにしてたんか〜いとツッコミたくなるw
ここ最近、殊更以上にL'Arc~en~Cielで在ることの喜び、ファンで有り続けてくれる我々への感謝を述べていらっしゃるが、今回は更に溢れていた
お誕生日を迎える毎、そろそろ色々考えるお年頃
去年、かなりアクティブに活動なさっていたのは、何か覚悟を感じた
ソロや別バンドをやった上で、自分の土台がL'Arc~en~Cielであると言う覚悟が
我々ファンの支えがL'Arc~en~Cielであるのと同じく、我々もまた、“虹”を成すヒトイロ
そして、L'Arc~en~Cielに取ってL'Arc~en~Cielで在ると言う事が、重石であると同時に支柱なのだ
所詮商業バンドだの、メンバー全員バラバラだの、好き勝手言われてきたが、打算だけで30余年第一線を疾走出来るわきゃーない
昨今流行りな小市民的感動でなく、スケール大きな魂揺さぶる世界を描くのは、この4人の衝突と爆発の融合あったればこそ
今夜のディープなL'Arc~en~Cielフェロモンを全身全霊で味わい、続けてくれた事に心底感謝した
祝いは呪いと裏表
その闇含めて、深く味わえた夜だった
1曲1曲感想を書きたいが、溢れすぎて収拾がつかないw
何度も書いているがeverlastingの感動的表現力だけでなく、闇の輝き溢れる花葬や対象的に格調高い叙情詩、13年ぶり(!?)のin the Airやエロスの極みなmetropolisに真実と幻想と
キリなく感情がダダ漏れるくらい、文句ない選曲と演奏
なので、ラストは定番のあなたについてを
実は最近になるまで、そこまで好きな曲ではなかったがこの数年しみじみと良さが判るようになった
誕生祭は、この曲を抜かす訳には閉じれぬ
天使であり悪魔、そしてこの夜の神であったhydeさんを現世に具現化してくれた奇跡に感謝を
そして、そんな感謝を捧げられる我々もまた、hydeさんにとっての“あなた”になり得る奇跡なのかと思う
涙ぐみ“あなた”に捧げられた愛を受け止める“あなた”の姿、わすれない
皆が生まれて来てくれたことが僕へのプレゼント
「生まれてきてくれて、ラルクを好きになってくれて、ここに足を運んでくれて。それが1番のプレゼントです」by. hyde
いつもならメンバー退場した後はリーダーのバナナ大盤振る舞いからの、まったねー( ´Д`)ノ~バイバイなのだが、この日だけはhydeさんが残り深い感謝を伝えてくれた
そこに大きな花束とレッサーパンダぬいぐるみをプレゼントするリーダー
耳毛に喜びhydeさんの可愛さは、年齢という枷を超越してたw
tetsuyaさんがラルクに引っ張り込んでくれて、この長い輝きが続いたのもまた奇跡
もう四半世紀以上昔、その輝きが途切れそうになった時、必死で踏ん張りこの東京ドームの大きな卵で再生してくれた奇跡も
今また、hydeさん誕生を祝うと共に、停滞していた虹を再びの輝きで産み出したのだ
この“おおきなあたたかいたまご”から
続き2日目もあるが、この夜に立ち会えた事を心から感謝する
L'Arc〜en〜Ciel hyde誕生祭 1/18セットリスト
DRINK IT DOWN
XXX
CHASE
fate
花葬
浸食 〜lose control〜
EVERLASTING
forbidden lover
接吻
In the Air
the Fourth Avenue Café
metropolis
get out from the shell
HONEY
いばらの涙
Shout at the Devil
真実と幻想と
ALONE EN LA VIDA
叙情詩
YOU GOTTA RUN
Caress of Venus
Link
あなた
虹に到る病、もしくは幸福な呪い 4/14L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 yokohamaARENA
2月より始まったこのunbound
tourも愈々最終日
初日と千秋楽を観られたのは、この上なき喜び
特にこの〆を共に過ごせた事は、生涯忘れ得ぬと思う
L'Arc〜en〜Cielだけでなく、今まで観てきた全ライブの中で一番のライブだった
前日はお財布忘れ、この日も時間配分を間違えて割とギリギリ到着と折角のライブを万全で臨めなかった事を猛省す
だが、半分ダメ元と覚悟していたラルカフェも、アイスココアだけの販売が勿怪の幸いで無事ルシエルちゃんコースターもget(100円お安くなってたのは、L’飾りがなくなったからかな?w)
かなりギリギリ入場だったが、前日に場所を確認していたのですんなり着席できたのは幸い
前日がアリーナスタンド1列目、2日目は同じエリアの至近4段目という近さだったw
だが、この僅かな違いが案外と大きく、それも逆に良い方に働いてくれて満足な位置での参加となった
1列目も実質センターと言える良席だったが、若干高い位置にあがっただけで視野が広がって俯瞰度も増して高揚
と、気分高まったところで、また正面から開演を見られたので更に嬉しいw
今度こそBLACK ROSE始まり
今回のツアー2日目参加が多かったので、皆殺しよりこちらの始まりに馴染んでしまったw
心持ち、前日より音響が悪い気もするが、それを凌駕する演奏に圧倒される
hydeさんも、決して万全の声とは言えないが表現力の深みは増していて驚くほど
細かなことはどうでも良くなってしまうくらい、L'Arc〜en〜Ciel4人と会場全体の一体感が凄かった
音と感情の坩堝って、こうなるのかと思いながらその渦にダイブする
ラルクのファンになってそれなりの年数を過ごし、ライブも多分50回以上通っているが、断言する
この夜はラルク史上の至高だったと
演奏、歌唱、演出、個々を挙げたらもっと良い日もあったかもしれない
前日ライブも素晴らしかった
だが、L'Arc〜en〜Cielを愛する、この1点に於いて会場全員の心が一体化したのはunderground最終日のこの夜だったと私は感じた
勿論、我々ドエルはずっとL'Arc〜en〜Cielを愛している
だが、この夜、これほどの一体感を得ることができたのは、他ならぬL'Arc〜en〜Ciel本人たちがこのバンドを心底愛しているのを認められたからではないだろうか
彼らもプロ、今までのライブだって全力で臨んでいたのは伝わっている
が、それなりの歳月、彼らを見てきたファンはずっとその底にある澱を感じ取っていたと思う
そりゃあもう、色々あったし
えぇ、言い尽くせぬくらいに
ビジネスライクにL'Arc〜en〜Cielで有り続けていたとしても、それはそれで致し方ないと肝を据えて観ていた部分もある
周年ライブの度に、「コンスタントに活動しない、こんな癖のあるバンドによく付き合ってくれた」と言われても、笑って受け流していた
それが少し変わってきたのは、コロナ禍を経たからなのか、ラルクの面々が歳を重ねたからなのか
或いは、その両方なのかもしれない
卑下する事も、過大評価する事もなく、正しく自らを受け入れ愛せる
人はそうなって初めて、本当に他者も愛せるのではなかろうか
L'Arc〜en〜Cielの4人も、ラルクである事に複雑な思いを抱え続けてきたであろう
それが、この数年の世界変化と自身が重ねてきた歳月が鍵となり、縛り付けた箍を外して、L'Arc〜en〜Cielを愛するL'Arc〜en〜Cielになれたように感じた
ラルクがラルクを愛して初めて、真の一体感を編み上げられた“L'Arc〜en〜Cielに至る病”が発症する
underground千秋楽は、メンバーもドエルも全員が罹患したラルク史上最高な記念日になったのだ
長い歳月掛かったねw
この先、どんな展開になったとしても、この夜があった事で何があっても受け入れられる
そう考えると、L'Arc〜en〜Cielに至る病とは或る種の呪いかもしれない
但し、それは得難い幸せな感情を伴う呪いであるが
野狐禅な事を書いているのは判っている
取り留め無すぎて読んで貰う意味ない事も
だが、書かずにいられない
何故ならば、私もL'Arc〜en〜Cielに、虹に至る病だから
これはもう、幸せな呪いとしか言いようがない
本当に幸せな時間だった
妖艶すぎて怪しげなお芝居を見た気分になったTHE NEPENTHESや、ツアー中の努力の集大成が大成功だったOpheliaの艷やかなサックスw
前日もだがGLMWが刺さって刺さって、ぐちゃぐちゃに泣きながら歌ってたし、ミライは諦めず前進する勇気に“その歌声を糧に”与えてくれた
正直、発売時はここまで心に深く広がる歌になると思っていなかった
ラルクにしてはストレート、ひねりや比喩がない歌詞に物足りなさを感じたし
だが、ライブで聴く度、私の中で大きく育ったのを感じた
困難な禍を乗り越え、ミライを目指す意思を高らかに謳い上げる曲だからこそ、平明な歌詞であることがチカラを呼ぶのだと
それが最高潮に達したのがアングラ千秋楽のこの日だった
それはこの曲だけでなく、どの曲っもだったが
ライブ定番曲のVivid Colorsがこんなに鮮やかに新しい輝きを見せてくれると思ってなかったし、flowerの素晴らしさと言ったらもう
花柄スクリーンな花道の上で膝を折り、天を仰いで驚異的長さで最後の“flower”を歌い上げたhydeさんを観られただけで、長年ファンを続けて来た全てが報われた気がした
それくらい絶世の歌唱、絶世の美貌だった
この凄さ、絶対に忘れない
また、麒麟組で稼働部隊が走り回って全員集結したのも強く印象に残った
hydeさんとkenちゃんが絡んだ花道は見えない方だったのだが、丁度見える位置にいたtestuyaさんがΣ(º ロ º๑)とした顔になり、凄い勢いで駆け寄って行ったので私も状況に気がついた
イヤ、ホントにホント、ビックリしたよ
こんなに和気藹々と演奏する姿を観られる日が来るとは思ってなかった
3人とも少年に戻ったような表情で、胸が熱くなったな
更に、中央で動けないyukihiroさんの元へとも集まり、久しぶりに一寸だけドラムソロをやってくれたのも望外の喜び
アンコール前にドラムソロをやってくれなくなって結構になるが、まさかkilling meで聴けるとは
嘗ての鬼気迫るドラムとはまた違う、なんだか温もりさえ感じさせる、本当に嬉しそうなリズムでそれも驚き
そうか、yukihiroさんも本当にこの日を愉しんでくれたんだね
胸が熱くなった
どの場面も素晴らしすぎて
思い出すがまま、取り留めなく書いているが、現場とライブビューイングを見られた幸運な者たちの記憶にしか残せないのは勿体なすぎる
どうにか映像化し、形として受け継いでいけないでしょうかねぇ……
諸般事情があるのは判るが、どうにか御一考を伏して願い奉りたい
演奏だけでなく、ルシエルちゃんMCも伝説級
ライブ新人キャラなのに、ここまでレベルの高い事やってくれるとは、嬉しい誤算でしょラルク当人たちもw
特にhydeさんは「生んでくれてありがとう、“パパ”!」と言われ、なんとも言い難い絶句してたしwww
前日のAIによる“エンジェリックボイス”認定、この日のルシエルちゃんからの“パパ”逆認知w、そしてyukihiroさんからの“美の基準”太鼓判と、一挙に3つの名称を得てしまったのも、過去ライブではあり得なかった事態ww
yukihiroさんから「(好きな寿司ネタは」かっぱ巻き」との生声引き出したりとかも、凄かった
ラルク最終兵器は、ルシエルちゃんかもしれないw
と、長々書いたが、記憶は記憶のままにしておくのもまた、正しいライブなのだとも判っている
hydeさんも「珍しい曲をやったでしょ、次は20年後までやらないかおもしれないから、しっかり聴いておいて!」とMCした
ライブは一期一会
その音、空気はその一瞬を得難いもの、心して飲み尽くすべきなのだろう
判ってはいるけどね
でも、未練がましく、再びの幻を夢見てしまう
だって、我々は虹に至る病に罹ってしまったのだから
“夢を描くよ、どこまでも高く”
しても、良いじゃない?w
横浜アリーナに集ったドエルの魂を高らかに歌って、3ヶ月の夢は閉じた
演奏が終わり、会場を駆け回ってハグするhydeさんとリーダーは、きっと32年前に戻っていたと思う
ほんっとーーーに紆余曲折山あり谷あり絶壁ありで複雑な三十余年だったが、今一度、新たに虹を架けることができた夜だった
メンバーが捌けた後、このツアー映像が流され、現在新譜作成中の告知で本当にエンディング
シングルなのかアルバムなのかも教えてくれないのが、如何にもドSなラルクらしいw
それでも、ドMなドエルは歓喜に湧いて
だって、永遠にL'Arc〜en〜Cielに至る病の患者なのだから、仕方ないw
生涯ドエルで上等
有り難う、この幸せな呪いに心からの感謝を
【 4/14 setlist】
1. THE BLACK ROSE
2. EXISTENCE
3. THE NEPENTHES
4. 砂時計
5. a silent letter
6. Ophelia
7. Taste of love
8. Voice
9. Vivid Colors
10. flower
11. It's the end
12. Cureless
13. Blame
14. 叙情詩
15. GOOD LUCK MY WAY
16. Killing Me
17. NEXUS4
18.Bye Bye
19.ミライ
20. Link
21. MY HEART DRAWS A DREAM
4年越しのEuphoria 4/13 L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 横浜アリーナ
underground4回目は、地元県横浜アリーナに
片田舎住み故、何処のライブも片道1時間2時間普通なのだが、今回は直通便が出来たのもあり1時間未満で行けた!!ヽ(=´▽`=)ノ
……と燥いだのが悪かったのか、財布を忘れるという大失態をやらかし暗澹たる始まりに
同じく財布忘れのフォロワーさんがポストしてなかったら自身も同じ轍な事に気が付かず、新横浜で慌てふためく事態になってたw
身内助けを受け、どうやら会場入り出来たが時間なくてラルカフェとL'LOTOは断念
横浜限定祖母菓子ハーバーを手に入れただけでも良しとするw
今回、初めて抽選外れてアップグレード出来なかったが、一般席でも悪くないポジションで満足
アリーナと言う名のスタンド1階だが1列目なので、前を遮られないのがありがたい
機材席後ろ辺りで、これは音響等が一番整えられた場所と思ってる(アリーナクラスだとそれほど変わりないかもだけどねw)
紗のカーテン越しの開演は変わらず
ラッキーな事に、口切りを正面から見られた
柱が少し気にならなくもなかったが、スタンドでも舞台が遠くないので代々木よりカーテン内側が透けて見える感じ(目が悪くて細部まで確認はできなかったが)
なんとなくブラックローズ始まりの印象が強かったので、今回の前奏は騙されたw
皆殺しと黒薔薇で交互にOPするのは、性格エグいですおラルク様ww
最初の数音、区別つけるの至難っすw
セトリは下記だが、基本的に毎回同じ感じの初日ver.
でも、それでいい
いや、もうここまで来ると“それが良い”レベルまで、ドエルは練り上げられているw
数曲聴いた段階で、正直hydeさんの声は疲れを感じさせるものはあった
高音の捻じれ、絞り出し感は代々木ではなかったもの
だが、では歌唱が悪かったかといえば寧ろ逆
声の伸び、艶の掠れを表現力で巧みに抑えていたのが流石としか
高音は最後まで厳しそうだったが、低音は寧ろ骨太さを押し出し、感嘆レベルに持ち上げていた
後述するが、ANGELIC VOICEと讃えられる度に発してくれた声も、エンジェルというより実に男性的エロスが溢れる低音w
hydeさんの声に疲れが出ているものの、毎回殆ど変わらぬ選曲のライブを飽きさせず観客を魅了出来るのは、L'Arc〜en〜Cielとしてこのツアーを練り上げてきたからだと思う
ツアー前は、かなり大変だったらしい
TETSUYAリーダーが「ツアー前練習、毎回1人だけが続いた」と零すほど芳しくない状況から、よくここまでの高みに持ってきたと感服すると同時に安堵してしまった
tVインタビューでも言っていたが、バラバラの個性的すぎるメンバーが4人集まっちゃった面倒くさいバンドがL'Arc〜en〜Ciel
今だってギリギリの刃の上を疾走ってる
それでも三十余年やってきた矜持が彼らの芯にあり、今ここに在るのだ
起爆したら手に負えない輝きを放つラルクが、同じ曲を練りに練ったライブ、飽きようもない
私の記憶力が悪いのもあるが、聴く毎に初めての様な感動を覚えてしまう
美しい曲を聴くだけなら、音源ありゃあそれで済む
清濁併せ呑む異彩を堪能するのが、ライブの醍醐味なんだと思う
そう言った意味で、今回のルシエルFC限定のライブは嘗てない異彩も味わう事が出来た
ラルクのMCは基本的にhydeさんが要所々々に細かく入れつつ、終盤にkenちゃんが地雷級シモネッタを投下し阿鼻叫喚させるというパターンが出来ていたが、今回、FC特典なのかいつもと違う流れに
hydeさんデザインのFCキャラのルシエルちゃんがMCとして登板
ドエル泣かせのラルクイズを巧みに仕切り、終盤のMCを見事に采配しファンの心を鷲掴みにした!www
あまりにセンスもキレも良いやり取りに、ルシエルちゃん退場後、hydeさんKenちゃんが『頭の回転が良い……』と唖然とするほど
いきなり
ルシエル「(自分の顔T着用している)kenさんは顔が2つありますが、上下どちらが本当?」
ken「もっと下、本当はぞうさん、もじゃもじゃだよー」
ルシエル「ドエルの心にはkenちゃんが居て、みんなもじゃもじゃ」
ken「!!1人ぼっちでコンプラ破ってたのに、仲間が!!」
と、kenちゃんハートも鷲掴み
kenちゃんシモネッタをあんなに軽々と切り返すキャラ、初めてだwww
hydeさんにエッチな方を答えさせようとファンを煽った上に、「よく調教されたドエル」と纏めるルシエルちゃん
唖然hydeさんが「誰がこんな風にした」といえば、ル「貴方です」と返すキレの良さ
こんなキャラだと思わなかったけど、実にラルクそのものなキャラだったwww
こんなに腹の底から笑ったの、久しぶり
でも、リーダーの真面目返答はキチンと受け止めたし、ファン熱望のyukihiroせんせー生声を引き出した功績も素晴らしい
(うん、ゆきーろさん、やっぱりライブ後はアイス食べたいんだねw)
勿論、ルシエルちゃんのキレに負けず劣らず受け止め返した、ラルク面々もお見事
FC限定ライブだけでは勿体なすぎる楽しさだった
まぁ、FCならではのお得感も嬉しいけどねw
また、ルシエルちゃんではないが、このツアーではAIも活躍(?w)
作らせたラルクキャッチコピーが長文過ぎてwwwでも正確で感心w
ポイントだけ書くと、
hydeさん“ANGELIC VOICE”
kenちゃん“6弦の魔術師”
リーダー“ベースの天才”(だったかな?)
yukihiroせんせー“ドラムセットの支配者”(聞いた瞬間、首もげウンウンしたw)
長すぎAIも面白かったし、兎に角、過去サイコーのMCパート
MC以外でも、演奏中の視線のやり取りや、絡みもしっかりした芯を感じられたのも良かったな
てか、hydeさんとkenちゃん、何でいきなりお揃いでkenタンクトップ着たのwww
会場全員「(「๑•₃•)「 ʷʱʸ?」となったよ?w
yukihiroせんせーはこの最近で一番穏やかな表情で笑っていたし
てっちゃんは舞台セットについて感想尋ねたり、流石リーダーだと感心させられたプロ魂
そう言う演奏以外も含めて全部が、ライブの味わい
何回も書いているが、三十余年は決して平坦に流れていない
私が初めて参加したラルクライブは、MC殆どなく、メンバーが視線絡ます事もないまま凍てついた空気だった
その後も何年も活動停滞したり、ライブ期間不穏な噂が流れたりもあった
でも、今日、この喜びに満ちたライブに到った
これはもう、過去を体験した者にとって何と言って良いか判らない程のものがある
昔を知らなくても、4年前、この横浜アリーナでのライブ中止に涙を飲んだ人も多いはず
私も
あの病は、色んなものを折り曲げて行った
その曲げられ撓んだ心に、4年越しの祝福が降り注いだ夜でもあった
だからこそ、あんなに皆、多幸感を発していたのだ
溜まった澱が洗い流された気がした
どの曲も何度聴いても素晴らしかったが、個人的にGood Luck MYWAYとBeyBeyに涙してしまった
この4年、呼び出されて連日身内ケアに通っていて
実際、介護と言う程の行為はしていないが、精神的に摩耗する度ににグラマイを口ずさむ事で救われていた
また、先月、長年供に暮らした愛猫が旅立ったのもあり、ByeByeに感極まってしまった
このツアーも少し危うく心配していたが、丁度参加日の谷間に旅立ってくれた、優しい子だった
最近やっと泣かずに過ごせるようになったが、ByeByeを聴き、最後の涙を落として見送りが出来た気がする
こんなふうに、いつも私の中にはラルクの歌が在る
ライブに参加する度、それを噛みしめるのだ
喜びも哀しみも、悔しさ、尊敬や尊厳、色んなものを呑み込んでこの時間が流れる
それはL'Arc〜en〜Cielの4人が、積み重ねてきた自信と楽しさに裏打ちされ、揺るぎないものへと進化した時間
4年越しのEuphoriaに溺れる
【 4/13 setlist】
1. All Dead
2. EXISTENCE
3. THE NEPENTHES
4. 砂時計
5. a silent letter
6. Ophelia
7. Taste of love
8. Voice
9. Vivid Colors
10. flower
11. It's the end
12. shade of season
13. Blame
14. 叙情詩
15. GOOD LUCK MY WAY
16. Killing Me
17. 自由への招待
18.Bye Bye
19.ミライ
20. Link
いってらっしゃい 3/21
1月は行き、2月は逃げ、そして3月は去る月
あっという間に流れる時間を表現しているのだろうが、3月は確かに立ち去り、別れ行く刻だ
例年より冷え込みが厳しい今年の3月21日の早朝、大切な大切な存在が旅立った
20年近くずっと寄り添ってきた愛猫が、地上の重力から解放され虹の橋を渡りに行ってしまったのだ
たった独りで
覚悟はしていた
なんせもう少しで20歳である
あちこち廻り廻って我が家が最後の願い先、断ったら次の行き場所は保健所と言われた誕生日不明な野良春仔だった
離乳までは動物病院で面倒をみて、病気のチェックもするからと拝み倒された
写真も何も見ず、良心の呵責に苛まれたくないだけで引き取った子が、こんなに長く共に過ごすことになるとは
初めて会ったときは、掌に乗る小さな仔でどうなるか心配だった
でも、私の膝に登って寝てくれた
その殆ど感じられない“重み”に、この子の母親になろうと決心出来たのだと思う
それからは、いつもこの子と一緒の日々だった
転寝する私のお腹の脇にくっつき、丸まって寝るこの子の鼓動を感じる度に、まるで本当に受胎したかのような気分になっていた
本当に本当に、可愛かった
あまりに小さい頃に親から離された反動で異食症だったし、気位は頂上だったし、私に対する執着も凄かった
でも、外出から帰って外門開閉の音に気がつくと、奥の部屋から玄関まで飛んで出てきてお迎えしてくれる賢い子で
『遅いわよ!』とプリプリ見上げる姿を見ると、「ごめんごめん」と謝りながら、なんだか笑えてきたっけ
ちょっとメンヘラ気質ではあったが、頭が良く、家族にはツンデレで甘えてくれる女王様
勢い良く全身で愛情を求める姿は、やがて時間の経過とともにゆったりとしたものになり、この半年は膝の上で寝ては顔を上げ、じっと瞳を見るの繰り返しに落ち着いた
そう、人間の瞳を見るのが好きな子だった
猫は眼を見られるのを嫌うらしいのに、この子は前脚で人間の顔の向きを修正してくるくらい、瞳と瞳を合わせるのを求める癖があった
多分、視られているのを確かめることで、愛情を感じられていたのだろう
割と最後の方まで窓辺へ攀じ登っていたので、家の中はボロボロだ
ちょっと座ると膝の上を占拠し『視ろ視るな、モフれモフるな、寝るから動くんじゃない』と威張りまくるんで、下僕は腰痛になったよw
でも、それももう全て思い出
今年に入り急激に老化が進み、最後の1ヶ月近くは粗相も増えた
その粗相も本来なら耐え難い刺激臭がする筈なのに、全く匂わなくなっていたのが切なかった
あぁ、こういう形でも命の火の消える様は示されているんだなぁ、と
旅立つ前日、別に住んでいる家族2号が見舞いに来た
身内以外を拒否する子なので、長く離れていたもう1人の家族を忘れて嫌がらないかと不安だったが、すんなりと受け入れて抱っこされていた
もう、立ち上がる処か、座る気力もなかったからかもしれないが
それでも、頑張って顔を上げ、久しぶりの家族を見つめていたと思う
でも、そこまでだった
夜になると、スポイトでの給水も難しくなってきたので愈々かと覚悟を決めた
この子の最期は一緒に居ようと思っていたので、寄り添って「大好き、うちの子になってくれてありがとう」を何回も何回も繰り返し、撫でて撫でて
それなのに、独りで虹の橋を渡らせてしまった
夜中まで起きていたが、転寝してしまった短い時間の隙に、黙って行ってしまった
6時前に目が覚め、真横にあったお腹を触ったらもう呼吸が止まっていた
まだほんのり温かい気もしたが、動かず虚空を見つめて
ごめん、ごめんね
最期は最初と同じように、膝の上で抱っこしてあげたかったのに
猫は人間に見られないように旅立つと言うが、私が寝潰れるのを待っていたのだろうか
その瞳が最後に見たのは何だったのかな
私の寝顔だったのかな
そうだったら良いな
共に過ごせたこの20年近くは、本当に楽しく愛おしい日々だった
それだけに、存在が失われてからのこの数日、気がつくと慟哭している
悲嘆や号泣ですらなく、慟哭
平均寿命より長くいてくれたし、悔いはないと思っていたが、そういう理性を超えて制御の効かない慟哭が、見境ないタイミングで押し寄せている
そりゃそうだよね、我が子を喪ったのだから
だが、初七日を迎え、やっと思うことが出来た
いつまでも嘆いていたら、この子も心安らかに虹の橋を渡り切れないと
生まれて直ぐ生き別れた本当のお母さんや、兄弟たちにやっと会えるのに、下僕風情が足止めしてはならぬ
だから、もう少しは泣いちゃうかもしれないが、狂ったように嘆くのはやめる
やめなくてはならない
泣き笑いしつつ「いってらっしゃい」と手を振ろう
さようならではなく、いってらっしゃい
虹の橋の先で、思う存分遊んでおいで
そして、気が向いたら戻ってらっしゃいませ
慟哭を繰り返し、疲れ果てて10数分ほど寝てしまった時、なんだか不思議な夢を見た
夢の中でも、その直前と同じ状況で寝ており、出勤していた家族1号の帰宅音で目が覚めた
通常の帰宅時間よりかなり早く、焦って夕飯の準備をしようとしたが、家族1号はニヤニヤと笑っている
その視線の先から覚えのある鳴き声がして……箱に入った小さな仔猫がいた
「もう猫は飼わないと言っていたのに何故?!」
とパニりつつ、全く違う毛色のその仔猫をあの子の名前で呼んだり、いやいやあの子とは別猫だと首を振ったりアタフタしながら手を伸ばしたところで目が覚めた
ふわふわの全身明るい茶色い仔猫、
途方に暮れた顔をしていたな
サビ毛ハチワレでお腹は白かったあの子とは、全然違う
もしかしたら、新しい服はそういうのを着たいのかな
家にまた来てくれるにしても、そうでないにしても、新しい服もとても可愛かったよ
今までの鍵尻尾な貴女も可愛かった、というかとても美人さんだった
あぁそうか、次は可愛い系でテッペン取りにいくのかな?w
どっちでもいいよ、幸せなニャン生で居てくれたのなら
今までありがとう
新しい世界に、いってらっしゃい
またね
長々と書き殴って、やっと気持ちの整理がつきました
ネットでは毛玉様(本名は内緒w)と名乗って、時々威張りんぼな姿でウロウロしたあの子のこと、憶えていてくださる方もいるかもしれません
猫とはいえ、これだけ長い歳月を共に居続けるともう自分自身の一部
嘆くのはやめましたが、この欠落感は私自身の意識が続く間は、微かになったとしても消える事はないでしょう
それでいいと思います
そういう存在が、私の人生に居てくれた
それだけでもう、得難い幸せなのですから
